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カメラを持てば扉が開く―祇園の芸舞妓撮影会レポート

hokkorisweets
6月13日
読了時間: 8分

 「フォト活」でご縁をいただいた静岡在住の方の紹介で、Canon部活主催の芸舞妓撮影会に参加してきました。長年京都で過ごしてきたにもかかわらず、実は近くで芸妓さんや舞妓さんをじっくり拝見するのは初めてのこと。その圧倒的な色気と上品な所作に、心から感激しました。

今回の舞妓さんはベテランの域に達しておられる方で、圧倒的な可愛らしさの中にもほのかな色気が漂い、大人へと成長されていく雰囲気を醸し出しておられました。

この撮影会は、芸舞妓さんを専門に撮影されているプロの写真家とキヤノンが共同で企画したものです。芸舞妓さんがご登場になるまでの間、プロの方がさまざまな解説をしてくださいました。舞妓さんのだらり帯の下には紋が入っていること、襟や髪飾りは舞妓さんの経験年数によって変わっていくこと……。今回の髪飾りは「柳」でしたが、垂れない形のもの。それは、その舞妓さんがすでにかなりのベテランであることを示しているからなのだそうです。着物も季節に合わせてさまざまな柄が選ばれます。

私自身、着物が好きで若い頃から集めたり、茶道を習ったりして自分で着付けができるようになっていました。だからこそ、舞妓さんの帯留めの素晴らしさに目を奪われ、「素敵な帯留めですね、何のモチーフですか?」とお聞きすると、「ひょうたんどす」とのお答え。写真家の方が「今では貴重で、もう誰も作れないような品なんですよ」と補足してくださいました。「歩く芸術品・骨董品」という表現の意味が、肌で感じられる気がしました。

 今回お越しいただいたのは、京都・祇園宮川町の芸舞妓さんです。祇園の芸舞妓さんは、マナーの悪い外国人観光客などによる被害を受け、現在では肖像権の観点から厳しい規制が設けられています。そのような状況の中、受講料はかかるものの、こんなにも近くでお話ししながら、2時間たっぷり、最も撮りやすく映える設定でコミュニケーションが取り放題という贅沢な時間でした。

後半には舞も披露していただきました。まず舞妓さんがうちわを手に1曲。続いて芸妓さんによる手ぬぐいを使った舞。さらに予定にはなかったサービスとして、扇子を使っての舞も加えていただきました。写真家の方が、光の当たり方を考えながら「ここがベストポジション」という場所へ誘導してくださるので、とても撮りやすかったです。

参加者14名の少人数で、被写体はお2人。場所は完全貸し切りです。

白塗りの肌は光に当てると白飛びしやすいこと、白い肌に傘のピンクが色かぶりを引き起こすこと——どちらも今回初めて体験しました。圧倒的な色気と可愛らしさと上品さ、そして着物・帯留め・小物の質感、舞の動きの中に漂う艶やかさ……。意外と難しいけれど、だからこそ面白い。感動の2時間でした。

「コンテストには出さず、個人で楽しむように」とのことでしたので、素敵に撮れたお顔をお見せできないのは残念ですが、雰囲気が伝わるよう、お顔が写っていなくても魅力が伝わる写真をアップしました。

最後に、芸妓さん・舞妓さんからお名前の入った品をいただきました。「長年京都で過ごしてきましたが、ご縁がなくて知らなかった世界です。こんなに上品で色気のある素敵な方たちだとは存じませんでした。楽しい時間をありがとうございました」とお伝えすると、  お2人とも私がつけていたブローチを「素敵ですね」と褒めてくださいました。さすが、 お客様を喜ばせることのプロだと感じました。

 祇園の芸舞妓さんは一見客お断りで、「お金持ちの夜のお遊び」というイメージしかありませんでした。しかし実際にこんなに近くでお会いし、撮影しながらコミュニケーションを取り、どんどんリクエストにも応えていただける体験は、本当に感動的なものでした。

私が女性1人だったこと、また着物への教養があったことから、心からの感動や賛辞を自然と言葉にしていたようです。一緒に参加した静岡からいらした方も「おかげで盛り上がったよ」と言ってくださいました。同性から褒められることはやはり嬉しいもの。そんな雰囲気が伝わったのか、舞が1曲追加され、お名前のシールも参加者一人ひとりに手渡しながらお話しいただけたのかもしれません。

写真を始めていなければ、絶対に経験できなかったことがカメラ片手にどんどんできる——それがカメラをおすすめする理由かもしれません。もちろん、光とアングルを探りながら身近な場所でも楽しめることはたくさんあります。「ブラカメシャッター」という言葉があるように。

静岡の方は毎朝6km歩いておられるそうです。私自身も事業のテキスト作りなどでパソコンに向かう時間が長いため、週2〜3回はマシンピラティスに通っています。参加者の皆さんは高齢の方も多く、いつまでも元気にカメラを片手にいろんな場所へ行けるよう、健康に大変気を配っておられます。

「仕事を辞めたら無趣味で、やることがない」という方にこそ、カメラを知ることで世界が広がりますよ、とお伝えしたいです。


撮影会は午後でしたが、その直前の午前中はずっとカメラ講座の動画編集をしていました。Windows 95が登場し、自宅でもパソコンを使い始めた頃、「0と1の信号である」というところから勉強を始めた私。本を読み漁り、腑に落ちるまで理解しないと気が済まない性分なので、お菓子作りもパン作りもカメラの技術も、本や動画でとことん学び、さまざまな先生に習ってきました。だから専門用語もその原理・仕組みも、いろいろな言葉で説明できます。学ぶ中で、他の方が「ここがわからないんだな」というポイントも見えてくるようになりました。

ただ、深く追求しすぎるあまり、どこまで噛み砕いて説明するかの加減が難しいのも正直なところ。そこで生成AIに相談しながら「どう例えれば分かりやすいか」を何度もやり取りして、PowerPointで動画を制作しています。生成AIも最新情報を誤ることがありますし、素材となる知識がなければAIも答えられません。でも、確実に便利な世の中になっています。一方で、生成AIにできることと人間にしかできないことの間には、圧倒的な差もあります。

私が教える「パン作り」「お菓子作り」は、これまでになかった原理からのアプローチなので、他では体験できません。カメラ撮影技術も同様です。スマートフォンのカメラでも、Lightroom Mobileを使えばRAW現像ができますし、パソコンがなくても外部ストレージへの保存が可能です。午前中に編集していた動画はまさに、パソコンとスマートフォンの仕組みから、データを保存することの大切さ、それが技術の向上や将来の素材づくりにつながることまで、細かく説明したもので、トータル40分にもなりました。

ストロボ撮影をはじめ幅広い内容をカバーしていますので、レンズ交換式カメラを購入したものの使いこなせていない方にもぴったりです。原理や仕組みを知ることで「これまで諦めていたことができた!」という喜びをぜひ皆さんに体験していただきたい——そんな思いで、30〜40分の動画を12か月分制作しています。次回は画像編集の細かなポイントをお話しする予定です。RAWで保存しておけば、将来技術が進歩したときにさらに素晴らしい仕上がりに変化させることもできます。

ある写真家が、腕利きのメイクアップアーティストに「どうしたらあんなに美しく変身できるんですか」と聞いたことがあるそうです。答えは「欠点を隠した上で、長所を伸ばすんだ」と。写真の現像・編集も、まさにそれに通じるものがありますね。


一緒に参加した静岡の方には、レモンケーキと抹茶クッキーを手作りしてお渡ししました。前回のフォト活でお茶をいただいていたので、そのお返しに。職場でも、ご近所でも、お世話になった方にもよくお菓子を焼いてお配りしてきました。喜んでくださる顔を見たくてのことですが、そこからご縁が広がり、「すごく美味しいと評判になっている」と聞いたり、定年退職した男性から「あのジャムが忘れられなくて、自分でも作るようになって面白いよ」と言っていただいたりしたこともあります。

本業であった公衆衛生の分野でも、O157のパンデミック、生レバーによる死者を受けての規制、小林製薬の事故、コロナパンデミックなど、さまざまな現場を経験する中で「基本的なことをご存じないんだ」と痛感することが多くありました。基礎知識のないままインターネットで言葉だけを検索し、誤解が生まれている状態です。マスコミでさえ基礎知識のない方が情報を発信しているケースがあり、「専門家」として紹介されている方が、私たち公衆衛生の専門家から見ると専門家とは言えない場合も少なくありません。ここでも、原理や世の中の仕組みを皆さんに知っていただくことが大切だと、痛切に感じています。

だからこそ、来月7月から「パン作り」「お菓子作り」「カメラ撮影技術」「公衆衛生」の4本立てで、すべて原理から始め、まったく知識がない方でも理解できる内容で、健康で生き生きとした生活を楽しめるよう、皆さんの笑顔を見たいと思っています。これまでにないジャンルの組み合わせなので、最初はどんなものかイメージしにくいかもしれません。1年間ですべてのジャンルをマスターし、Facebookサロンでつながることで、卒業後も関係が続く仲間になりたいと思っています。そして、万が一またパンデミックのような事態が起きたとしても、皆さんでいろんなことを語り合える場にしたいと考えています。

とはいえ、前例のない取り組みですので、1年間分を一括でお支払いいただくのはなかなか勇気がいることだと思います。そこで、まず1か月だけ体験できる仕組みも新たにご用意しました。

ぜひ、その扉を開いてみませんか。


 
 
 

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