桜とカメラ、そして出会いの季節へ
- hokkorisweets
- 4月5日
- 読了時間: 4分
桜の花が咲きはじめると、どんなに忙しくてもカメラを手に外へ出たくなります。きっと皆さんも同じではないでしょうか。
「毎年同じ場所で飽きないの?」と聞かれることがあります。でも私にとって、同じ場所に通うのには理由があるのです。毎年、自分の技術がどれだけ成長したかが、写真を見れば一目でわかるから。カメラやレンズ、フィルターも少しずつ新しくなっていますが、何より「学び続けてきた技術の積み重ね」を感じられることが、同じ場所に足を運ぶ一番の楽しみです。

春の光は柔らかく、淡い。菜の花の黄色と桜のピンクを、光の向きを意識しながら一枚の画面に収めました。「光をどう読むか」で、写真はがらりと表情が変わります。
一眼レフカメラを手にして、もう10年余りが経ちました。最初はカメラ用語すらわからず、オートモードで撮っていた私。キヤノンの基礎講座に通い、その後もさまざまな先生に習いながら、少しずつ写真の世界へ踏み込んでいきました。
そして一番大きく技術が伸びたと感じたのが、”オンライン講座”でした。「一つの作品を徹底的に作り上げる」という方法で、何度もメールでやり取りしながらアドバイスをもらいました。
よく使っている「食パンを割って、湯気が立ち上る写真」——あれが、私が飛躍的に成長したと感じる一枚です。セットを準備し、食パンを焼いて、熱いうちに自分で割り、息子にシャッターを押してもらって撮影しました。プロのカメラマンなら加湿器で湯気を演出するところですが、「作り手だからこそ撮れる写真」を大切にしています。このブログに登場するテーブルフォトは、すべて自分で作り、自分で撮ったものです。

ブラックミストフィルターをつけると、光がふわりと広がり、夢のような柔らかさが生まれます。醍醐寺の趣ある桜に、このフィルターがとても似合いました。
その醍醐寺での撮影中、「Nobuさん!」と声をかけられました。静岡県にお住まいの、オンライン講座のメンバーの方でした。このつながりは日本全国、さらには海外在住の方にまで広がっています。同じ趣味を持つ仲間とは、いつも話が弾みます。皆さん年上の方が多いのですが、本当に生き生きとされていて、一緒にいると元気をもらえるのです。
また、少し離れたところで4人組の女性グループが、撮影に困っている様子でした。「誰かに撮ってもらおうか」と話し合っているのが聞こえ、「撮りましょうか」と声をかけると、とても喜んでスマートフォンを渡してくださいました。
「細く撮ってね」とおっしゃるので、「無理ですよ〜、ありのままで!」と笑いながら。「逆光で顔が少し暗くなるので、あとで顔だけ明るく編集してくださいね」とお伝えしたら、今度は女性陣から「それも無理〜!」と笑い声が返ってきました。
4人で来たとわかればいい、くらいにお考えだったようですが、しだれ桜とソメイヨシノの前で構図と光を意識して並んでいただくだけで、写真は見違えるように変わりました。”スマートフォンであっても、構図と光を意識するだけで、まったく違う一枚になる”のです。

肉眼では気づかない花びらの繊細さ、光の透け感。マクロレンズは、桜の「内側」にある美しさを引き出してくれます。
母やおばを連れて旅行に行くときも、さりげない自然なシーンを撮り続け、フォトアルバムにして渡しています。今学んでいる「組写真」の技術が、そのまま活きています。
ポートレート撮影では、撮る人と撮られる人のコミュニケーションがとても大切です。硬すぎず、でも崩れすぎない、自然な笑顔を引き出したい。証明写真のような顔で旅先の風景の前に立っても、それはちっとも面白くない。楽しそうな姿、真剣なまなざし——二度と戻らないその瞬間の「空気ごと」写真に残したいのです。
テーブルフォトは、光と構図を学ぶのにとても向いています。自分で光を作り、被写体を並べ、動かないから機材の性能も問いません。じっくり試行錯誤できるのが魅力です。
私のオンライン講座では、毎月テーマを決めて学習します。「素敵だな」と思う参考写真を見つけ、それを真似ながら光・カメラ設定・被写体の配置を記録したセッティング写真と、実際に撮った写真の3枚をやり取りしながら学んでいきます。12ヶ月のテーマを通じて、無料の編集ソフトの使い方、簡単な動画制作、揃えておきたいストレージまで、幅広く習得できます。インスタで商品を広めたい方々も、美味しそうは当たり前、食べてみたい〜と思わせる写真をどのように並べるか等まで考えるようになりますよ。
講座を終える頃には、きっとカメラが手放せなくなっているはずです。
毎年同じ桜を見ていても、「今年はこんな撮り方をしてみよう」とワクワクしながら春を迎えられる——そんな毎日が、始まりますよ。
一緒に、カメラの世界を楽しみませんか?


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